平成24年7月2日(月)更新 カテゴリ[野鳥]
緑の早苗が揺れている水田と鳥たち−秦野の野鳥情報21
「はだの野鳥の会」より、野鳥情報をいただきました。今回も写真を提供していただきましたので、合わせて紹介させていただきます。
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田んぼの田植えがすっかり終わり、一面の水面に緑の早苗が揺れている大根公園から鶴巻田圃で行った6月24日の定例の観察会では、シギ・チドリの渡りが終了した中で、季節外れの台風4号の詰め痕が池や川に残っていました。このためか観察結果は18種と比較的少なめでした。
『ダイサギ』
先月、7羽のカルガモの雛が確認された善波川では、ずいぶんと大きく成長した若鳥が4羽確認できました。折しもアジサイの川沿いで普段手入れをされている地元の方が集いを開いていました。
ヒバリは相変わらず空高く舞い上がっていました。
また、姿は見られませんでしたが、セッカがヒッヒッヒッと鳴いていました。
ダイサギも青々としたタンボでゆったりとエサを獲っていました。
早苗が青々とした田んぼでは鳥を見つけにくくなりますが、こんな中にタマシギが過去には見られています。これから何の鳥が見られるようになるのか楽しみです。
定例の観察会に先だって、6月10日に下大槻の金目川付近で行った観察会ではマガモの雛が観察されました。冬鳥のマガモの繁殖が秦野で確認されたのは初めてです。夏羽に変わり始めているマガモのオスも確認できました。
台風4号の通りすぎた後は、姿を見ていませんがどこかで無事に成長していることを期待せずにはいられません。
『マガモの雛達』
『マガモのオス』
【確認できた鳥】
1.カルガモ、2.スズメ、3.イワツバメ、4.ムクドリ、5.ツバメ、6.カワセミ、7.オオヨシキリ、8.ハクセキレイ、9.ハシボソカラス、10.ヒヨドリ、11.セッカ(声)、12.ダイサギ、13.ヒバリ、14.カワラヒワ、15.ハシブトカラス、16.アオサギ、17.キジバト、18.セグロセキレイ
(情報提供 はだの野鳥の会)