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リュウキュウサンショウクイの営巣から巣立ち-秦野の野鳥情報 特別編
沖縄の野鳥リュウキュウサンショクイが5月24日朝8:00前に秦野市内表丹沢山中で巣立ちました。
その営巣から巣立ちまでの貴重な記録をいただいたのでお知らせします。
《リュウキュウサンショウクイ(親鳥オス)》
《リュウキュウサンショウクイ(親鳥メス)》
《経過》
4月8日
秦野市内の表丹沢標高410m付近の杉の木のてっぺんでリュウキュウサンショウクイの営巣を発見しました。
5月14日
ヒナを確認しました。
《巣の中の親とヒナ》
5月24日
動画撮影を行い巣立ちの瞬間を捉えました。
《巣から出た直後の姿》
(幼鳥は成長と違って、尾が著しく短いのが特徴です。)
リュウキュウサンショウクイの営巣から抱卵、子育ての確認、巣立ちと巣立ちひなの確認の完結した観察は、本州で初めてです。
また、巣立ちの瞬間の動画撮影は国内初でしょう。
リユウキュウサンショウクイは、南西諸島や沖縄などで繁殖・生育する留鳥です。1970年代に南九州に生育していたのが、2010年には北部九州、四国、紀伊半島で確認され北方に生息域が広がってきました。
現在、神奈川、東京、埼玉などでも姿が見られるようになってきました。地球温暖化の影響かといわれてもいますが、繁殖するかも注目されていました。
動画の記録もあり、Youtubeに上げてあるとのことで、ぜひご覧ください。
1.営巣からヒナの確認まで
2.ヒナの確認から巣立ち前日まで
3.巣立ち
(情報提供 はだの野鳥の会 八木会長)