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お知らせ

2018秦野観光写真コンクール表彰式を実施-入賞作品発表!

《表彰式の様子》

3月5日に2018秦野観光写真コンクール表彰式を行いました。ここで全体講評と上位入賞作品の講評をご紹介させていただきます。
講評は今回も作品の審査していただいた山口高志先生にお願いいたしました。
2018秦野観光写真コンクール入賞作品アルバムを見る

《全体講評》
 本年度より新たな試みとして、作品の応募を画像データのみで受け付けることに相成りました。日々 目にする様々な日常の光景や、心引かれるスナップシーンなど、日常の暮らしで垣間見る素敵な情景や人々との出会いを、より多く身近に感じて応募くださるようにとの思いからです。その試みが概ねご理解と支持をいただけましたようで、昨年度に比べ応募総数が飛躍的に増加致しましたことは幸いです。主催者始め、審査担当として安堵するとともに大きな喜びを感じております。

 本年度の応募作品の全般を通じて一番印象に残る思いは、写真用語であります「色抜け」がとても良くなったことです。大気や対象の備えている色彩の豊かさ、透明度がクリアーで、作品の画面を通じて、あたかもその現場に立っているような臨場感のある作品が多くありました。 秦野市のバックグラウンドとも言うべき丹沢山塊や、優美な姿の富士山に市街が抱かれているような、ゆったりと穏やかな心地がしました。年中行事や祭り、四季折々の戸川公園や弘法山公園、小田急沿線のどこか郷愁を誘う懐かしい田園風景など、個々の撮影者の映像に寄せる思いが、こちらにも伝わりました。

大賞 「秦野市街夕景」 城英樹

《講評》
 デジタルカメラのRAWデータで撮影し、明暗差を補い肉眼で見る景色に近い形にされた映像と思います。
  残雪の富士山と丹沢の尾根が薄暮の空にクッキリと浮かび、日の灯る秦野の町並みを暖かく大らかに包み込むようで、安寧とともに見る者に早めの家路を促すような、心と目に沁み入る情景です。

特選 桜の風景 賞 「桜はつづくよ」 安達慶一

《講評》
 街路の遠くが淡く霞む何とも言えぬ春の穏やかな大気に触れる味わいを抱きます。
 写り込み範囲の広いワイドレンズの特性をよく理解し活かした画面構成が、実景以上の桜並木の樹高の高さと街路の奥行き、遠近感を画面に生んでいます。満開の花の元をどこまでも歩みたい。そのような、誘引に導かれる視線導入の旨さが光ります。

特選 新緑の風景 賞 「新緑の山路」 那須野栄

《講評》
 丹沢山塊は中級山岳に属しますが、様々なバリエーションルートを持つ標高以上に登り応えのある山。コナラやクヌギなどの暖帯林が日毎に葉を茂らせ、緑の色合いを深める登山路の佇まいと、一歩々々足を進める息遣いが漏れるような臨場感が画面から伝わります。登山道を介した遠近の表現がとてもリアルです。

特選 紅葉の風景 賞 「紅葉の散歩みち」 青木房雄

《講評》
 撮影者はもしかして、同行の登山グループの方でしょうか。緩やかな曲線の登山道を見通すカメラポジションの良さ。前を行くグループとの間の良い距離感と歩みを捉えるタイミングがピッタリです。
 和らいだ紅葉の色合いと相まって、気心の知れた仲間と語らいながらの山歩きの和やかさが画面に現れています。

特選 冬の風景 賞 「放水にかかる虹の橋」 市川節子

《講評》
 虹は太陽を背にして、反対方向に現れます。作者はそれを元に最適なカメラポジション、アングルを選択され、更に放水する消防士の配置も的確に選ばれています。
 虹の色彩を際立たせるべく意識的にアンダー露光撮影とされたのも好判断です。それにより、裁ち落とした快晴の冬空を突く水しぶきの迫力が倍加しました。

他の入選作品につきましては、入選作品アルバムのページをご覧ください。
入選作品は、今後、各公民館や5月下旬に開催される秦野市商工まつりにて展示する予定です。
2018秦野観光写真コンクール入賞作品アルバムを見る

今回の秦野観光写真コンクールの応募総数は1471点でした。
来年度も写真コンクールを開催いたしますので、皆様の力作のご応募お待ちしております。
《問合せ先》 一般社団法人 秦野市観光協会 TEL:0463-82-8833

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