★推薦★
『公園の秋』
氏名:中村 雄二
撮影場所:県立秦野戸川公園 (秦野市横野)
撮影日:2010年11月25日
−撮影者コメント−
「戸川公園の風の吊り橋を斜めに入れ、また、イチョウの木々からの光を逆光として画面に変化を求めました。」
※ スポット紹介 【秦野戸川公園】
−講評−
秦野戸川公園の風の吊り橋を題材にしていますが、この吊り橋は四季にわたり、美しい眺めを演出しています。そのなかでも秋は大変魅力的な光景です。
この光景をどのようにまとめるか、作者のコメントによると、「風の吊り橋を斜めに入れ」という言葉が出てきます。これを別の言い方にしますと、一種の「額縁効果」という手法になります。
風の吊り橋を中央において、周りを紅葉で囲み、その紅葉は上部の黄色く色づいた紅葉、これをメインにし、画面の下の方に紅色に色づいた紅葉を脇役的に入れています。
また、画面の右の方に黄色く色づいた紅葉の幹を入れています。これは、構図のうえで「支える」という重要な柱の役割になっています。
「額縁効果」をうまく利用した作品に仕上がっていると思います。