平成24年1月27日(金)
『表丹沢全景』
「はだの野鳥の会」より、野鳥情報をいただきました。
今回も写真を提供していただきましたので、合わせて紹介させていただきます。
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1月24日 朝、秦野市内は今年はじめて雪化粧しました。
渋沢丘陵から望む丹沢表尾根は真っ白になりました。
戸川公園でも細かい枝にまで白い花が咲いたようでした。
『雪の戸川公園』
大倉尾根を塔ノ岳まで登ってみました。
塔ノ岳山頂では積雪は40cmくらいで新雪を踏みしめる音がキュッキュッと気持ち良く鳴ってくれました。
『コガラ』
あいにくガスと小雪で展望はありませんでしたが、頂上より少し下った1350m付近で、鳥の声がするのでじっと声のする方を探してみると数羽のコガラが、エサを探して忙しく雪に覆われた枝から枝をとびまわっていました。コガラは神奈川県の絶滅危惧U類(絶滅の危険が増大している種)に分類されています。平地で見るシジュウカラとは同じ仲間ですが、シシュウカラより体は小さく、背中は灰色で喉の黒い模様が小さいのが特徴のかわいい鳥です。
『カケス』
また、ギャーギャーといつもは騒がしく鳴いて飛びまわっているカケスが、雪の中で何かエサを探して雪の中を突いている姿を見ました。カケスはカラスの仲間ですが、全体は淡い茶褐色をしており頭はゴマ塩で、顔は黒い鳥です。翼の一部のコバルトブルーの色がとても美しい鳥です。
いつもは多くの登山者が行き来する大倉尾根登山道ですが、白一色の世界で鳥も普段とは違った姿を見せてくれました。
(情報提供 はだの野鳥の会)